ミンチュー初めまして&自閉症の子向けのイベント
今借りている部屋は一軒家にいくつか部屋があり、それぞれを違う人が借りているシェアハウス的な感じ。メイドさんがいて、共有のキッチンやトイレ・シャワー室は勿論、寝室も掃除してベッドメイキングしてくれる。
洗濯機が屋上にあり、頼めば洗ってくれるらしい。
お金がかかるから今は手洗いで済ませてる。 日本の生活は便利だなと今既に思う。
8月のドンレンキャンプに参加したチャン(通称ミンチュー)と毎回参加しているワークが得意なフォン。お昼頃突然来てくれた。
ミンチューは初めまして。ほうじ茶を出したら、あまり好きじゃないようだった(笑)
大学で日本語を専攻しているんだとか。でも、英語の方が得意(笑)
家賃を聞かれて答えたら「高い」「高い」と連呼。 代わりに探してくれると。
給与、家賃、時給、生活費、私物の値段など、ベトナムでは何でも「いくら」と聞くんだね。この習慣にまだ慣れてなくて、ちょっと戸惑う。
早速部屋を見に行こうと、2ヶ所案内してくれた。(早っ!)
結局どちらもあまりよくなかったので契約はしなかったけど、こんなパパっと見れるもんなんだと驚き。
帰り際、フォンの家でピーナッツとコーラをご馳走になり帰宅。
(夜)
Hanoi Club for Parents of Children with Autismという自閉症の子供を持つ親・家族が立ち上げた団体があるらしい。ハノイの自閉症の団体では一番大きいとか。
こことブルードリームズが共催するMid-Autumn (Full Moon) Festival for Children with Disabilitiesに参加した。ハノイ市内の小学校の一室で19~21時。
ブルードリームズのメンバーと早めに会場入りし、風船をふくらませたり、お菓子を袋詰めしたり、果物を切ったりと準備。
本番では子供達がステージ上で歌を歌ったり、中学生の少年達が龍と太鼓を持って踊ったり、歌手が美しい歌声を披露たり、男子高校生がモダンダンスのパフォーマンスを披露したりと盛り上がった。
終始ざわついて、いまいち何が何だかわからず終わってしまった感もするけど、まぁベトナムはこういうもんなのかもしれない。
そして、本番前・本番中のボランティアメンバーの行動にちょっと驚いた。
数人がせっせと裏で作業する中、他は何かしているようで、写真の自撮りパーティー―を繰り広げてた。別に写真撮影が悪いとは思わないけど、企画の円滑な運営より自分たちが楽しむ方が優先なのかと不思議だった。
文化の違いかな。
でも参加する側も別に、気にしている様子もなかったから、やっぱりこういうもんなのかな。
と、ふと中国でのキャンプを思い出した。
初めてのキャンプ。村に着いてすぐの晩、日中キャンパー全員で屋根の上に集まりお互いに自己紹介した。ひと通りイベントが終わり解散した後、皆でビールやジュースで乾杯した。その流れで数人のキャンパーが酔っぱらい、大声を出し始めた。村人は眠り、村は静まり返っていた。
中国人のキャンプリーダーに「村人が寝ているのでうるさいのでは?」と聞いてみたが「うるさいと思っているけれど、 学生は普段勉強ばかりしていてハメを外せないから、こういう時に楽しみたいことを村人はわかってくれる」みたいな回答だった。
当時の私には理解できず、酔っぱらいたきゃこの村ではなく別の場所に行けばいいのにと思った。
当時12回目のキャンプを迎えていたこの村で、村人と先輩キャンパーとの間に強い絆があることは、村に着いて割とすぐに感じた。このキャンプには何回もキャンプに参加しているオールドキャンパーと呼ばれる人が沢山いたから。でも、だから逆に腑に落ちなかったのかもしれない。
でも今ベトナムで改めて振り返り、もし自分が当時の中国人キャンプリーダーだったらどうしていたかなと考える。今なら、彼の立場や考え方も少しわかる気がする。
ワークキャンプに参加するキャンパーの目的もやりがいも感じ方も考え方もそれぞれ違う。今夜のブルードリームズも同じだなと思った。
今日もいい経験。