まりぽの楽描帳

『意識×出会い×行動』で人はいくらでも変わり、成長できる。『幸せの形』は人それぞれ。日々の海外生活(今はベトナム・ハノイ)を好き気ままにアップ。

ドンレンミニキャンプを終えて

ドンレンミニキャンプを終えた。
長くなると思ってた。
でも終わってみると、あっという間。
他のキャンパーも、同じように感じたみたい。
キャンプ中の天気は曇りときどき雨
夜はそこそこ冷え込んだ。

キャンプ概要
キャンプ:2012年春ドンレンミニキャンプ
キャンパー:ベトナム人10人(男2人、女8人)
日本人3人(男1人、女2人)
日程:1月28日(土)~2月3日(金)
活動内容:
1. ホームビジット:
3つのグループに別れ、村人(回復者)の家を訪問、交流。
お茶を飲んで雑談したり、村人の話を聞いたり、畑仕事をしたり。

2. bánh chưng(ベトナム人がお正月に必ず食べるちまき)作り
村人と作りたかったけれど、寒かったからか、
忙しかったからか、あるいは興味がなかったからか、
村人は不参加。キャンパーだけで作った。
ちらほら見に来てくれる村人や子どもはいた。

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キャンパーが作ったバインチュン。

3. キャンプファイヤー
キャンパーや村人の家族が集まり、火を囲んで雑談。
村人が差し入れしてくれた、この時期生産している
sắn (キャッサバという芋の一種)を皆で食べた。
はちみつを付けるととても美味しい。

4. 村人・子どもたちとのパーティー
キャンパー主体で音楽・歌や劇を披露したり、
ゲームをして遊んだ。
村の子どもたちも芸や歌を披露。村人は半数が参加。

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パーティーで音楽を披露したキャンパー。

ドンレン村の概要:
1. 場所:ドンレン村、ハムイェン区、トゥエンクアン省
(ハノイの北部、ハノイ市から車で5時間半)
2. 住人:村人(回復者)18人、家族(回復者の子供、孫など)100人以上
3. 収入源:主に農業(sắn - キャッサバ、mía - サトウキビ)、
家畜(ニワトリ、ブタ、牛など)、その他家族の収入
4. 学校:小中学校(村から1km) 徒歩通学または親のバイク
高校(村から15km) 高校生は自転車で通学
5. 近辺の市場:バイクで20分(村にお肉などを売りに来る人もいる)
6. 支援団体:オランダ救らい協会(奨学金)、ときどき個々人の寄付
7. その他:
貧富の差が目立つ
(家族のいる村人と、1人暮らしの村人は特に)
お湯がでない
シャワー・トイレなど衛生面の問題
農作物の限界(土の質が悪いという)
水が汚い
医療面の懸念(常任の医者がいない)
*1人暮らしの村人は、時折シスターが来てケアをしている

ひとまず1人も大きな怪我、事故、病気をすることなく、
無事にキャンプを終えることができた。

キャンプ前
前回に引き続き、今回も万が一に備え、
キャンパーは全員保険に加入。
ざっくりと、死亡・事故・怪我などの際、
上限1万ドルを保障してくれるプラン。
1週間で1人2ドル。

今回は、キャンプ直前に3人が参加を取り消した。
2人は親に反対され、もう1人も家庭の事情。
16人から突然13人に。

キャンプ前日はカフェでミーティング。
キャンパー全員で集まるのはこの時が初めて。
毎度お馴染みの、ちょっとぎこちない空気で幕を開ける。
キャンプ中の活動や各自の役割を確認。
エンターテイメント(村人とのパーティー)の
アイディアを出し合う。
最後に、村人に持って行く洋服をまとめ、解散。
別れ際には、若干和んだ空気が流れていた。

キャンプ当日
ハノイ市内を11時半頃出発車(セダン)

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ドンレン村へ向かう途中、ガソリンスタンドにて一時休憩。
キャンプ中にバイクで町へ買い物へ行く為、路上に落ちている
ペットボトルを探しあて、ガソリン購入。
(ドンレン村のすぐ近くに、ガソリンスタンドがないため)

夕方5時頃到着。

キャンパー
今回のベトナム人キャンパーの多くは、
Hanoikids(ハノイキッズ) という、
学生ボランティア団体に所属している。
外国人に無料で観光案内を行っている。
代わりに、案内役の学生は英語が上達する。
海外生活の経験がないのに、皆英語が上手で驚いた。
同じ団体に所属しているとはいえ、
100人以上が登録しているため、
お互い知らない者同士が多かった。

キャンパーはハノイの様々な大学から集まった。
ハノイ大学 - Hanoi University
銀行学院 - Banking Academy
人文社会科学大学(国家大学) - Social Science and Humanities
貿易大学 - Foreign Trade University
師範大学 - Teacher’s Training University
工業大学 - University of Industry

結局、去年行った写真展を通じて
知り合った学生の参加はなく、
ハノイキッズのお陰でぎりぎり集まった。
ハノイキッズにメールを流してくれた
キャンパー、イエンに感謝。
彼女は誰も引き受けたがらなかった
キャンプの会計も担ってくれた。
銀行学院へ行っているので、
半ば無理矢理押し付けた(笑)

日本人キャンパーは、
1人がハノイにて留学中で
ベトナム語がペラペラの女子大生。
もう1人は最近大学を卒業した、
アメリカ育ち、在住の日本人。
3人目は自分。

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キャンパー