マレーシア (クアラルンプール・コタキナバル) 観光
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学生時代、中国のハンセン病快復村でのワークキャンプで出会い、その後ベトナムのワークキャンプに一緒に携わっているビンビン(中国人♀)。
3年前、一緒に卒業旅行をしようと話してたけど、当時一応の就活中だったので、結局行かずじまい。
（ちなみにその時、ビンビンは渡航先にベトナムを提案してくれていた、らしい。
まさかその後一緒にベトナムでキャンプをやることになるとは…。）
最近、真面目な活動もいいけど、そろそろ一緒に旅行くらいしようよ、というビンビンにのっかり、4泊5日でマレーシアのクアラルンプールとコタキナバルへ行ってきた。
マレーシアといえば、以前ニュースでやっていた「麻薬＝死刑」という失礼な率直なイメージしか浮かばず、若干不安になりつつも、「海」と聞いてワクワク。
今回は観光客として、観光地へ行った。
接したのは、観光客を相手にする地元の人。
たった数日間の滞在で、だいぶ偏った一面にしか触れられなかったけれど、
マレーシアという国を、ほんのちょっぴり味見した。
ベトナムでの生活にちょっと慣れてきた自分には、小さなできごとで感動すること・驚くことが多かった。恐らく日本から直接行くよりも、はるかに面白かった。
日本で当たり前である日常の多くのことが、この半年間のハノイ生活では全く通用しないことを体感した。
そんな中で、今回生活環境という点においては、ハノイよりも日本と近い便利なマレーシアの環境に触れたことで、ハノイ慣れしていた感覚がいちいち刺激された。
ざっくりと思い出せる範囲で、ハノイや東京とマレーシアを比較して感じたこと・気付いたことを、勝手気ままに書きだしてみた。
これは「事実」というよりも、私が勝手に見て感じて書いていることですので…。
ことば
・英語：
マレー語に加えて、出会ったほとんどの人が英語を話せた。（観光客を相手にしてるからかな？）
ウェイター、駅員、警備員、警察、大学生、それに屋台でお手伝いする小学生までも少し話してた。
道端で出会った大学生に尋ねてみると、皆小学校(7歳)から英語を勉強するという。
ハノイや東京よりも圧倒的に英語が通じる気がした。
・中国語：
中華系の人が多いため、中国語がそこら中で飛び交っていた。中華系の屋台では中国語で会話が通じる友達に全てお任せ。らくちんらくちん。
中華系のレストラン。お客さんはほとんどが中華系の人。
気候
・一概に言えないけど、今の時期（3月）だけを比較すると、マレーシアの方がハノイよりも暑い感じ。けど湿気は少ない印象を受けた。
中国の
上海から来たビンビンにとっては、溶けそうなほどの暑さだったらしい。
道路・交通手段
・高速道路も一般道路も、全て整備されていた。高速道路はアメリカのように広くて、ベトナムの凸凹道とは全然違う。
空港からクアラルンプール市内へ向かう途中の高速道路。
・歩道には目が見えない人のために、日本と同じ黄色い点字ブロックが使用されていた。障害のある人にとって、ハノイがいかに生活をするのに不便な環境かを改めて考えさせられた。
歩道の点字ブロック。
・車が多い。というよりも、ほとんど車でバイクの方が少ない。
ハノイはバイクだらけ。ホーチミンは車の数が増えてきてるみたいだけど。
・信号機にはタイマーがなかった（少なくとも私が見た限り）。
ハノイでは、赤から緑に変わるまでの秒数がカウントダウン式で表示される。
・マレーシアでは殆どクラクションが鳴らなかった。のろのろ歩いていると、人がどくのを、車がじっと待つような印象を受けた。やたらむやみにクラクションは鳴らさない。
ハノイでは気を緩めようものなら、即クラクションの集中猛攻撃を受ける。
まだ赤なのに鳴らす人も多い。
ハノイでクラクションを鳴らすこと＝人間が呼吸をすることに近いと感じる今日この頃。
・マレーシアにはモノレール・地下鉄がある。ハノイにも5年後には地下鉄が通る、と友達から聞いているけれど、あの状態では厳しそう…。
モノレール。とてもきれい。
・電車の切符は中国と同じで、プラスチックのコインを使用。
入る時はsuicaのようにピッと当てると改札が開き、出る時は穴の中にコインを入れる。再利用で環境にいい。
日本もプラスチックにできないのかな。逆に高い？
・モノレールに乗ると、日本同様に扉の上に駅名が一列に表示されていた。そして各駅にそれぞれ広告が表示されていた。
日本とは違った宣伝方法。なんか面白い！
各駅名にキャノンやKFCといった広告が。
お店・市場・食事
・巨大デパート、ファーストフード、カフェ、コンビニなど、海外のブランドが大進出していた。日本の企業も沢山。マックは24時間営業。とにかく便利で、外国人も多い。
・フィリピーノマーケット
コタキナバル市内の市場。地元の人がほとんどで、観光客はほとんどいなかった。
時期的に外国人が少ないのかもしれない。写真を見ると、一見ベトナムみたいだけれど、なんか違った。
パッと気付いた違いは、鶏がさばかれた状態で売られていること。
生きた鶏はいなかった。
大小様々な魚が売られていた。
すぐ横の海で釣ってきた魚らしい。とても新鮮。
・マレーシア人は、ご飯を素手で食べる。
ハノイで普段素手を使うのは、チキンをちぎって食べる時くらい。
ハノイで骨付きのチキンをフォークで食べようと試行錯誤していると、
「手で食べな」と何度も催促された。
フィリピーノマーケットの屋台。魚介類、チキン、麺類、ご飯類など、
様々なマレーシアの料理がその場で作られ、出来たてで食べられる。
ちなみに、マレーシアの屋台には基本的にメニューがあって、値段もきちんと書いてある。そこから交渉して値引きしてもらうことが可能。
わりとあっさり値引きしてくれた。
地元の物価がいまいちわからないけれど。
お金
・細かなおつりがコインで返ってくる。
ベトナムでは、お金の桁が多すぎるため(1ドル=約2万ドン)、例えば両替した際には、下3桁は切り落とされる。
お店でも同様に切り落とされる。更に下4桁のおつりが足りない場合は、
(2000ドン(＝約10セント)など細かなおつり)代わりに飴を渡される。
飴、別にいらないんだけどな…。
たかが10セント、と最初は思ってたけど、実はこのお金があれば、ベトナムでは小さなニンジンが2本も買えてしまう！10セントも貴重。
というわけで、お釣りがコインできっかり返ってくることに、小さな感動を覚えた。
それにはしゃいでいる自分を、ビンビンは鼻で笑う。
マレーシアのお金。リンギット。
地元の人
・観光客にはとにかく優しく、ホスピタリティーに溢れている。少なくとも、私たちはそういう印象を受けた。
・島へ泳ぎに行った際は、ライフガードのお兄さんが、ビンビンに付きっきりで泳ぎ方を教えてくれた。
(ビンビンは泳げない。そう。泳げないのに海へ行った…。)
ライフガードの優しいお兄さんに誘導してもらい、ニモに会うことができた♪
ビンビンうっとり＠マヌカン島。
・キナバル山へ行った帰りのタクシーの運転手に、途中バーベーキューの美味しいお店に立ち寄ってもらった。
途中下車したバーベーキュー屋さん。
かなり美味しかった♪
キナバル山からコタキナバル市内へ戻る道のいたるところにカトリックの教会がたっていた。
タクシーの運転手さんと、帰り道いろんな話題で盛り上がった。
運転手さんいわく、「日本人のお客さんは話したがらない」らしい。
以前日本人女性のお客さんを乗せたとき、楽しんでもらうためにいろいろと話しかけたけど、相手は話したくなさそうだったのだとか。
「僕は別に話しても話さなくてもどっちでもいいけどね…。」と。
「日本人は距離がある」「日本人は冷たい」
と、日本人をよく知るベトナムの人に言われたことを思い出した。
似たことをここでも言われている気がした。
今回の旅行中、行く先行く先でどこから来たのか現地の人に聞かれて、ビンビンと「中国と日本だよ」と答えるたびに、「そうなんだ」と少し驚かれた。
「なんで皆驚くの？中国と日本だから？ｗ」と冗談混じりにタクシーの運転手さんに聞いてみたら、
「まぁ、歴史的にね…」と、ボソボソッと言われた。
皆が同じ理由で驚いたのかはわからないけど、その「イメージ」からくる反応は不思議で面白いなーと思った。
自分自身、中国のキャンプに参加して、中国人の友だちができて、ビンビンと仲良くなって、すごく中国のイメージが変わった。
メディアだけで判断しちゃいけないな、って改めて思った。
スーパーで見つけたマレーシアのお菓子。
真ん中のポテチくんがかわいい。
ここからは、旅行中のランダムな写真。
名前忘れた現地のご飯と飲み物。飲み物は若干甘かった。
中華系レストランのごはん～。
うみー！
山―！！
リラックス～。
以上、久しぶりに「旅行」を楽しみました。
