まりぽの楽描帳

『意識×出会い×行動』で人はいくらでも変わり、成長できる。『幸せの形』は人それぞれ。日々の海外生活(今はベトナム・ハノイ)を好き気ままにアップ。

ベトナム国立交響楽団

☀時々☁

ベトナム国交響楽団の演奏会を聞きに行った。
ハノイへ来て、初めてオペラハウスに足を踏み入れた。
オーケストラの生演奏を聞くのも1年半ぶり。

大学時代、オーケストラに所属していた。
肺活量がないのに、トランペットを吹いていた。
といっても、残念ながら、
1年生の時の先輩方の演奏会にあまりにも感動し、
会場でぶるっと身震いした今でも忘れられない体験を除き、
その他はいい記憶がほとんどないのが現状。
ここには書けない、ありとあらゆることがあった。
3年に一度ヨーロッパ公演を行っている団体で、
100年近い歴史があった。
ただ楽器を吹くのが好きで、
楽しければ下手でもいいと思っているような自分が、
そもそも入るべき団体ではなかったなと感じた。
元々、高校生の時にやっていたマーチングバンドや、
吹奏楽がやりたいと思っていた。
そもそも、根本的にオーケストラという判断が間違っていた。

今振り返ると、当時の私は、
自分という人間の情けなさ・自分勝手さ・卑怯さ・傲慢さ・弱さなど、
総合して「自分のだめさ」を、
これまでの人生でもっとも象徴している4年間だったと思う。
たぶん、今だからそう認められるようになっている。
今の自分は変わっている。そう思えるから認められるのだと思う。
勿論、そう簡単に変えられない・変わらない側面もあり、
そんな部分が、内心今でも当時の人と会うことを避けたいという、
マイナスな感情を引き起こしているのだろうと思う。

唯一、当時オーケストラに入っていてよかったと思えるのは、
今でも連絡をとっている、ごくわずかな人との繋がり。
そして何よりも、オーケストラに入っていたおかげで、
その環境から抜け出したいという感情がピークに達し、
結果中国キャンプに出会い、今こうしてベトナムにいること。

もはや忘れかけてすらいたこんなことを、
今更ながらふつふつと思い出す夜だった。

今回は、母校の繋がりで、
最近こちらから連絡を取らせていただいた
ハノイ在住の日本人の方に、
チケットを譲っていただきました。
Sさん、どうもありがとうございました。

来週もまたチケットを譲っていただき、
今度は友達と聞きに行きます。