まりぽの楽描帳

『意識×出会い×行動』で人はいくらでも変わり、成長できる。『幸せの形』は人それぞれ。日々の海外生活(今はベトナム・ハノイ)を好き気ままにアップ。

ソンラー省、ソンマー療養所

久しぶりにフェンに会った。
最後に会ったのは1ヶ月以上前。
プロジェクトチームの一員で、
12月にドンレン村の下見に
一緒に行った大学1年生。
ミニキャンプには、授業の関係で
参加できなかった。
独学で学んだという英語力はとても高い。
ベトナムの学生には、ただただ頭が下がる。

フェンはミニキャンプに参加できなかったことを
凄く残念がっていた。
キャンプ中にも、携帯にメッセージを送ってくれた。
次のキャンプこそはとよく言っている。
一方で、私は次のキャンプはやらない方向で考えている。
少なくとも、主体的に運営することは避けたい。
でもかといって、「我こそは」と名乗り出てくれる
学生が既にいるわけもなく、自然に夏キャンプは
なくなる気がしている。
今はキャンプよりも、療養所への訪問・調査に
重点をおきたい。もっと全体像を見たい。

一旦話し終えた後、フェンに言われた。
「まりこは中国キャンプに凄く影響されている。だから、
状況が違うベトナムでモチベーションがないのでは。」

モチベーションという表現が正しいかどうかは
わからないけれど、今はベトナムでの活動意義を
再度自分に問いたい。
今は情報も経験も少なすぎて、判断材料が手元にない。

判断材料が少ないことに関しては、
今後オランダ救らい協会とブルードリームの
繋がりに頼る他、今のところ別の手段は思い付かない。
宗教団体やシスター繋がりということも
可能かもしれないけれど、それも色々と
政府との関係で簡単ではない模様。

フェンとは今後も頻繁に連絡を取り合い、
情報交換をすることにした。

ベトナム北西部のラオスとの国境沿いに、
ソンラー省という、フェンの出身地がある。
ハノイからは、バスで7時間ほどかかるという。
来月、3月半ばに一緒に実家へお邪魔することになった。

ここソンラー省にもまた、ハンセン病療養所がある。
ソンマー療養所という。
フェンは昔幼い頃、親に連れられ、
行ったことがあるらしい。
でも殆ど記憶にないという。
オランダ救らい協会の資料によると、
2011年1月時点で、56人の回復者が生活を送っている。
政府からの支援は、140万ドンから160万ドン。
約450円~550円。
一体これでどうやって生活を送っているのか。
ソンラー省は少数民族が多く、
ソンマー療養所の人も例外ではない。
ベトナム語が上手く通じない人もいるという。

ソンマー療養所は以前から
行ってみたいと思っていた。
でも未だ実現していない。
今度3月に、ひょっこり立ち寄れないものかと
思ったものの、地元政府が厳しいらしく、
(ラオスとの国境沿いであること、また少数民族
暮らしているという理由から)外国人の出入りは
簡単ではないという。
最も行ってみたいベトナム中部の山岳地帯も、
2年近く前からそう言われている。
行くためのコネクションもなかった。
若干イラッとするものの、
ベトナム事情がわからないので、何も言えない。

ひとまず8月までに、色々と療養所への
訪問を実現したい。