まりぽの楽描帳

『意識×出会い×行動』で人はいくらでも変わり、成長できる。『幸せの形』は人それぞれ。日々の海外生活(今はベトナム・ハノイ)を好き気ままにアップ。

ベトナムのお正月

☁時々☂

ついに25歳を迎えた。
はやい。
はやいっ。

以前おばあちゃんに、
「お誕生日おめでとう」と言ったら、
「この歳になると嬉しくないわよ~笑」
という返事が返ってきた。
自分もおばあちゃんくらいの歳になったら、
同じことを言うのかな、
なんて思ってたけど、
今でも充分、もはや嬉しくない。

去年に次、今年もまた、
お誕生日を家族と一緒に過ごせなかった。
去年は用事があり、北京で一人寂しく過ごした。
でも、知らないおじさんが、
夜ご飯をご馳走してくれた。
(後からお店に来て目の前に座った方が、
お勘定の際私の分も払ってくださった。)
サプライズな、心温まるプレゼントだった。


今年も1人で過ごすかなと思っていたけれど、
テト正月と重なったこともあり、
キャンパーや、
ブルードリームの友だち、
オランダ救らい協会の方のお友だちの家を、
転々とお邪魔させていただけた。

当たり前だけれど、どのご家庭も、
それぞれの家族構成があり、
家庭環境・雰囲気がある。
素敵なご家族にお会いし、
とても美味しいご飯を何食もご馳走になった。
あまりにも食べるのに夢中で、
持って行ったカメラのことをすっかり忘れていた。

が、最後の一軒だけ写真を撮ったので、アップ。
毎度おなじみのbánh chưngの他、
チキンサラダ、
春雨スープ、
揚げ春巻き、
お漬物など盛り沢山。
ベトナムのお正月は、
確実に太る。



食事の前には、地元にある仏塔を訪れた。
ベトナム人は皆真剣に手を合わせ、
お参りをしていた。
知り合いの簡単な説明によると、
新年には模造のドル紙幣をはじめ、
紙製の衣類、車、バイク、家財道具など、
ありとあらゆるものを燃やす習慣があるという。
人によっては、家政婦さんも燃やすとか。
そうすることで、燃やしたものが
亡くなった方々のもとへ届けられ、
向こうの世界で困らないようにするのだという。



仏塔では、沢山の食べ物(果物やお菓子)が
お供えされていた。
線香が燃え尽きたら、一部の食べ物を除き、
各自家に持ち帰るらしい。

日本よりも、信仰が強いのかな?
とても熱心に見受けられた。


そういえば、1月16日は「台所の神様の日」だった。
ベトナム語では、Ngày ông Táo về trờiというらしい。
当日は「忘年会」ということで、
ブルードリームの代表のタインさん宅に
招いていただいた。
前の用事が長引き、
遅れてしまうとの連絡を入れたところ、
奥様から「先に台所の神様にお祈りしているから大丈夫よ」
との返信がきた。
面白い冗談だと思い大笑いしていたら、
本気だった。
その後、衣類や靴などの形をした紙を燃やした。
夜ご飯の後は、タインさんと奥さんのご要望で、
金魚3匹を川に放した。
この金魚にのって、神様が天国に戻られるのだという。

ベトナムの川はかなり濁っている。
神様も金魚を見つけるのに苦労するのではないかと
尋ねてみたところ、
大丈夫だとのこと。

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私の同級生は今、
日本で社会人3年目を終えようとしている。
この3年間、
恐らく凄く色々な意味で、
成長したんだろうなぁと想像する。
本人たちは、
何も変わっていないって言うけれど、
そんなわけない。
人として、社会人として、会社の社員として、
仕事を通じて、
色々と技術や知識を得たんだろうな。
苦労と努力をした分だけ。

自分は、25歳相応の精神、知識、技術を
もちいているだろうか。
身に付けているのだろうか。
そもそも、
「25歳相応」が何かも判断できないけれど、
とりあえず、
周りに大幅な遅れをとっているようで気が引ける。

自分にもう一度問うている。
私はここで何がしたく、
何をするためにいるの?