まりぽの楽描帳

『意識×出会い×行動』で人はいくらでも変わり、成長できる。『幸せの形』は人それぞれ。日々の海外生活(今はベトナム・ハノイ)を好き気ままにアップ。

真面目なキャンパー

2月のキャンプで知り合ったグインアイン。独自の考えをしっかりと持ち、独特のオーラをかもし出す女子大生。「楽しむこと」よりも常に「なぜ」といった意味・意義を追求する。キャンプ中も時折1人で真面目に考え込み、キャンパーの和から離れていた。他のキャンパーからすうると「関わりづらい」という印象も持たれていた気がするけれど、個人的にはその個性が好きだった。

グインアインに呼ばれて、公園でおやつを食べながら話をした。
ワークキャンプをもっと多くの学生に伝えたい」と彼女は言った。

キャンプが面白いから、またやりたいからということではなくて、ワークキャンプの考え方・取り組み方がベトナムの一般的なボランティアと違うから、そのワークキャンプの特徴を学生に知って欲しいという。

いくつかあげてくれた違いは、前にもどこかで書いた気がするけど、こんなかんじ。

1. 身銭をきること
ベトナムではボランティアは基本的に「労働と時間で奉仕」するものであり、身銭はきらないという考えが一般的。だから活動に携わるボランティアの費用も、支援してくれる企業・団体を探したり、ファンドレイジングをすることが多いという。

2. 人とのつながりを築くこと
ベトナムでは短期間で単発的な活動が多いという。キャンプのように、2週間特定の場所に滞在し、地元の人や学生同士で共同生活を送るのは新しい発想で珍しい。
更に、何度も同じ場所で活動を続け、地元の人との関係を築いていくことも特徴的。

3. 活動を振り返ること
活動後に、自分たちのとった行動が、関わる人にどのような変化をもたらしたのか、
問題を引き起こしたのか、
あるいは問題改善に役立てたのか、フォローアップするという概念がベトナム人にはないと、グィンアインは指摘する。でもキャンプでは、キャンプ前後も下見という名目で活動した場所へ必ず訪れている。

4. ワーク
物を買ってプレゼントするのが一般的で、ブルードリームズもそれが基本。そんな中で、学生たちが自分たちで汗をかいて働く。ベトナムの学生にとっては、とても新鮮らしい。

グインアインが関わる他のボランティア活動でもワークキャンプを紹介しようという話になった。