ブルードリームズと打ち合わせ
(午前)
ブルードリームズと今後の活動について打ち合わせ。
タム(2011年2月ドンレン村キャンプのキャンパー)が社会人になり、ブルードリームズの窓口はハイさんという新しいスタッフが担ってくれることになった。
8月のドンレンキャンプの課題について、日中越キャンパーから直接フィードバックをもらい、再度課題を整理した。
キャンプの期間
ベトナム人キャンパーは長いと感じ、外国人キャンパーは短いと感じた。
※外国人キャンパー:日中キャンパーのことを指す
ホームビジットより切り上げ
村に到着し、しばらくは雨が続きワークが開始できなかったが、結局予定よりもだいぶ早く作業が終わったため、一部のベトナム人キャンパーが「帰ろう」と言い出したのだという。
一方、外国人キャンパーはもっとホームビジットをして村人と交流したかった。
ベトナム人キャンパーが帰りたかった理由:
①この時期に子供の為のお祭りがあり、家族と一緒に時間を過ごしたかった。
②社会人で仕事を休んで参加していたキャンパーがいた為、ワークが終わったなら早く仕事に戻りたかった。
③ワークが早く終わったら別の療養所での調査に参加していいと、ブルードリームズからの誘いがあった。
結局早く切り上げ、外国人キャンパーとミンチュウ(ベトナム人女性キャンパー)はブルードリームズの調査には参加せず、ハノイを観光したという。
何だか溝ができてしまった。
キャンプフィー
ベトナム人キャンパーの一部からは、キャンプフィーが高いという声があった。
※キャンプフィー:キャンプでかかる交通費や食費などの実費)
交通費は一部ブルードリームズから支援があったようだが、それでも高いと感じるのであれば、今後やり方を考える必要がある。
スケジュール
ベトナム人キャンパーから、もっと明確なキャンプスケジュールが欲しいとの意見があった。これは日本人のキャンプリーダーが事前にしおりを作成しメールも送っていたが、英語がわからず読んでいなかったと思われる。今後しおりはベトナム語が必要。
ミーティング・パーティー
キャンプ中に一度もミーティングやパーティーがなかった。(花火を一度やった)
ミーティングやパーティーを一緒にやりたかったキャンパーが多かったものと思われる。でも言い出せない雰囲気があったのかもしれない。コミュニケーション不足。
言語の壁
ベトナム人はシャイな性格で、得意でない英語で話すことに抵抗があるという。英語ができないことによる壁が厚いという意見が、ベトナム人キャンパーからあがった。
確かに言語は壁になるのは凄くわかる。でも=ダメじゃない。実際、話そうとするかどうか、どうにかコミュニケーションを取ろうとするかどうか、その本人の姿勢の違いでキャンプの質はガラっと変わる。自分自身のこれまでの失敗を振り返ってもそう思う。
ワーク
ワークの内容(一人暮らしの村人が使用する為の作り掛けのシャワー・トイレの完成、水道管の設置など)はよかったが、ワークだけに集中しているキャンパーに対する不満が出た。基本的にその一人がワークをひたすらやり続け、他のキャンパーは何をしていいのかわからないことがあったという。これはベトナム人キャンパーの間でも関係性を悪化する要因になったみたい。
紛失
充電していた携帯電話が紛失した。ドンレン村は療養所ではないので、誰でも入って来れる。だだっ広いので、不審者が入ってきても気付かないこともある。今後貴重品の管理には充分気を付ける必要がある。
上記を踏まえ、ブルードリームズとの見解
①キャンパーの募集・言語の壁
募集をする際にインタビューを行う。趣旨をちゃんと伝え、相手の参加意志もしっかり確認する。語学力もマストではないが確認する。
しおり(ガイドライン)
キャンプフィーが高いと感じる学生がいる為、ワーク費に加えキャンプフィーを賄う資金集めを行う。ただし、最低限食費は個々人が出すべきだと主張。私生活を送っていても食費はかかる。でも交通費が高いというのであれば、それは運営側がポンと手渡すのではなく、中国のキャンパーのようにフリマをして、自分達で資金調達をするなどやり方を考えたらいい。
(午後)
ハノイ大学のベトナム語クラスに参加させてもらった。20人くらいいる大きなクラスで、日本人と韓国人が多く、他は中国やフランスなど。言語学習は好きじゃないので続くかわからないけど、とりあえず。はてはて、どうなるやら。