2011年夏キャンプの下見②
4月末から5月頭にかけて、再度10月に下見したドンレン村とクイホア療養所を訪問。結局夏は予定通り2ヶ所でキャンプを開催することに。
ドンレン村
前回のドンレンキャンプに参加し、初めてのキャンプ時にウェブサイトを作ってくれた「みやっち」がキャンプリーダーに。また、中国で一緒にキャンプをしたベテランキャンパー含め、数名の中国人キャンパーも参加予定。心強い。
ド ンレンは自分たちが把握している限り、唯一療養所ではなく、村の扱い。
ベトナムでは省によって外国人の出入りが特に厳しい(観光客には優しいが、何か活動を目的とする場合には詳細な報告が求められる)。
初めてキャンプを行ったバサオ療養所では、キャンプ中に公安が来てパスポートを確認していった。目がギラギラして怖かったのは被害妄想かな…。
そこと比べると、ドンレン村はそこまで厳しくなく、公安もとても優しかった。
実は2月のキャンプでは手違いがあり、外国人キャンパーに対する正しい事前手続きが行われていなかったらしい。公安に言われたら、日中キャンパーは出て行かざるを得ず、キャンプを中断するはめになっていた。初めてだったので多めに見てくれたとか。
話を戻し、ドンレンは村の扱いなので、看護師は常駐していないという。
村人の生活も、家族構成により貧富の差が目立つ。
村長さんとも相談し、ワークキャンプでは一番生活環境が厳しい一人暮らしの方々のインフラ整備に重点をおくことになった。
夏は作りかけのトイレとシャワーの完成、排水溝・水道管の設置などを予定している。
ドンレン村は子供と遊ぶのも楽しい。外国人は勿論、恐らく国内の都会から若者が来ることも滅多にないから、物珍しさですぐにキャッキャと懐いてくれる。
今回はみやっち率いるキャンプが楽しみ♪
クイホア療養所
ベトナム中部のビンディン省にある立派な療養所。
(※地図追加:2019年1月27日)
敷地は海沿いにあり、完備されたゲストハウスからは波の音が聞こえてくる。
ここでは独自に飲み水を生産しているらしく、療養所の隣には治療を終えた回復者やそのご家族が暮らす村(コミュニティ)がある。とにかく広く、清掃は行き届き、医師・看護師・スタッフはキリッとした印象。
村には治療が終わったけれど家族や身寄りがいない回復者が集団で生活をしている建物がある。ワークキャンプの時は、そこでコンクリートの舗装作業を行う。水道管が壊れ、水が漏れ出し、更にコンクリートがガタガタしている。高齢で足に後遺症がある年配の方にとっては足を滑らせたり、転んでしまう危険性があるという現地からの希望。
村の奥には学校があり、ここもまた子供が沢山いる。
村の中には小さなカフェやミニショップを開いている家族もいる。
クイホア療養所は中部の山岳地帯(少数民族が住む)も管轄しているので、将来的なことも考えていい関係づくりをしたい。
2月にドンレンキャンプに参加したベトナム人キャンパーは、今回こちらに参加するとのこと。地元の学生さんも数名参加予定。楽しみ♪